cannondale CAAD12

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初めてのロードバイク。モーターサイクルはもう無理っぽいが、こちらはまだいけるかなと。

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○2019.4.13○
2018年7月、1周年を翌日に控えた猛暑の土曜午前、ひとっ走りを終え自宅間近で極低速で流していたところ、前輪がスリップダウン、ビンディングが外れず立ちゴケ、では済まず右足に激痛。自立もできず救急搬送、右大腿骨転生部骨折、1ヶ月の入院で命にかかわる暑さを知らずに夏が過ぎる。杖無しで歩けるまでさらに1ヶ月、運動制限が解けるまでさらに1ヶ月、経過観察が終わるまでさらに2ヶ月を要したが、現在も僅かながら違和感が残り、支障はないものの完治とはいえない。入院中にモーターサイクル復帰を決心したが、ロードバイクをやめるつもりはなかった。しかし、ビンディング使用はためらわれ、冬場を迎えて元からの方針通り乗る機会は激減し、ランニングを継続。暖かくなるとモーターサイクルに乗る時間が増え、ロードバイクに割ける時間を作るのが難しくなった。消耗品の塊のようなロードバイクは、放置すると気軽に乗れず、メンテが必要。このままでは死蔵になり意味がない。一方で、入手した一昨年より去年、去年より今年と明らかに見かけるロードバイクが増えている。マイノリティの優越感(笑)には今や乏しいことも実感。考えた結果、ロードバイクは中断することを決心。中断というのはいつか復帰する可能性をこめて(笑)。バイクもローラーもウェアも小物も一切を売却処分した。当初の目的だった、指での変速は十分体感できたので、達成感はある。

○2017.12.2○
3本ローラーを導入。信頼のミノウラMoz-Rollerを迷わず選択。オク利用も考えたが、割安感がないのでAmazonで少したまったポイントも使って調達。
実はSMITHデビューのライドで極低速ながら落車した。後方目視でバランスを崩すという情けなさ。自分の未熟さを痛感するとともに、ウィンドブレーカーとジャージの穴にへこんだ。かねがね興味があったローラーで基礎を鍛えようという口実の下(笑)、連休に時間を充てる目論見で発注。
届いたのは意に反して全バラ状態で、まず組み立てが必要。難しくはないが、バイクのジオメトリーを調べてホイールベースを合わせたり、手持ちが幸いしたメガネレンチとスパナを駆使したり、滅多に使わない13mmの指定があったりと、それなりに気を使う。完成後、いきなりビンディング・シューズで試す勇気はないので、ランニングシューズで使ってみた第一印象は「とんでもないものを買っちまったか?乗れるのか?」(笑)。如何に自分のバランス感が悪いかを痛感させられた。壁についた手で支えつつペダリングするが、その手からハンドルの遠いこと。30分ぐらいかかって、ようやく両手でハンドルを持つことができた。徐々にコツをつかみ、なんとか下ハンに到達。相応に汗が流れ、前情報で用意していたタオルを百均で調達した洗濯ばさみで固定。どこかしらに余計な力がかかると崩れるバランスは、ギア・チェンジでさえも露見した。
さらに30分ぐらい乗って初回は終了したが、足にはかなりの疲労感、これは使いでがある。とにかくこれで、雨でも雪でも、路面がウェットでも、24時間365日乗れるようになったのはうれしい限りである。

○2017.11.25○
ロードバイク暦4ヶ月でヘルメットを3個買った阿呆である(笑)。
納車に合わせて買ったのは、色と形で選んだ汎用品。規格の存在も知らず、乗り続ける自信もなく、とりあえず調達しただけ。すぐにJCF公認の規格品が欲しくなったのは自明の理、レースを目指しちゃいないが。
ブランド信仰もなく、メイド・イン・ジャパン最高を信じて疑わなかったので、いずれOGKカブトを、と思ったが、ヘルメットは消耗品なので、コストはそこそこに抑えたい。しかし、デザインも妥協したくないので、自然と上位モデルに目が向く。3ヶ月気持ちが変わらなければ大枚はたくかとも思ったが、それまで汎用品でしのぐのも不安だし。と悶々としつつネットを彷徨っていたら、存在すら考えなかった、シールド付きのモデルを発見。そのシールドはマグネットによる脱着で、ヘルメットに装着穴がないスマートさ。自転車王国台湾製の規格品GVR/G-307V。諭吉でおつりが来る。当面の需要(笑)に足るので、購入先を物色していたら、クリアシールドが付属がデフォルトのところ、もう1枚サービスのショップを発見。欲しかったチタンスモークは選択外だったが、どの道買うつもりだったので、ミラースモークを選択して、いきなりシールド3枚体制に(笑)。目が悪いので、ライド時はインナーフレーム付きの度付きサングラスを常用しているが、常用メガネ+シールドという選択肢が増えたのは、頻度はともかく大きい。

しかし、デザインとともに妥協したくない色の欲求はまだ満たされなかった(笑)。バイクで不完全燃焼だったライムグリーンを、せめてヘルメットぐらいは具現化したい。が、そもそも選択肢が少ない。あっても予算の倍近い。第1候補のKASK Protoneは流通在庫が僅少。覚悟を決めて入荷未定のAmazonに発注しても、入荷せず。そんな状況下、朝比奈彩嬢が着用していた独特のデザインのヘルメットに目を奪われた。ググると色は理想、グロスじゃなくてマットなのと、単色でないのは不満。それより何よりKASKより高いので、選択外だったSMITHだが。
たまたまChain Reactionで型落ちモデルの半額セール品を発見。個人輸入品にはJCF公認シールはつかないが、品質は同等なので発注、約10日で到着。外箱が潰れていて緩衝材無しの梱包には恐れ入ったが、商品は問題なし。フィッティングのよさはさすが価格相応で、この品質をセール価格で入手できたのはありがたい。

○2017.11.11○
最初に導入したサイコンが写真下のSIGMA16.12/STS CAD。ワイヤレスセンサー必須、心拍表示不要という条件で探して選択した。操作に慣れると扱いやすかったが、上段がスピード表示固定なのが不満。ではあったが、取り立てて不満があるわけでもなく、機能的には十分だった。
写真上が追加導入のBryton Rider310。ナビ機能はないが、GPSタイプなのでルート記録はできる。データアップロード先はSTRAVAに変更。画面表示はSIGMAと違って自由度が高いが、項目を増やすと当然表示が小さくなる。自分的には写真の5項目が限界かと。そこで、買って間もない(笑)SIGMAを延命させてスピード表示を任せ、Brytonの大表示はケイデンスにした。心拍数表示も可能になったが、手持ちのBluetoothセンサーを認識できないので、諦めてチェストタイプの型落ち品を安く導入。付属のケイデンスセンサーともども安定のANT+で接続している。
写真左のシルバーリングがベル。取付け時にワイヤーを挟み込めると理解するのに時間を要した(笑)。サイクルモードには行ってみたかったが、人混みに臆して見送り。

○2017.10.22○
乗り始めて3ヶ月経過。2週連続の雨でバイクに乗れない週末。好季節を実感できず冬になりそうな。やはりどんなに暑くても、走るのは夏が楽しい。気温が下がるにつれて、乗りたいテンションが下がるのは想定内で、真冬は恐らくランニングオンリーになると思っている。
気温の低下とともに物欲も収束(笑)。これまでに解放した物欲のその後。
ウェアはパールイズミ製が充実。夏が過ぎると夏物も値下がり始め、1着で十分のつもりが、欲しかったデザインも適価で確保。秋以降のものは1着だけ確保して運用の経過観察をするつもりだったが、Amazonでセール対象だったCannondale製も確保。諦めかけていた欲しかった色がようやく手に入る。こうなると、ヘルメットもやっぱり好みの色が欲しくなる(笑)。
Runtasticを使うにはiPhone携帯が必須だが、財布にもなる最強の防水ケース(笑)であるジップロックも味気ないと感じ、CHUMSのケースを導入。
しかし、Runtasticがイマイチ安定性に欠け、ルートの記録がされなかったこと数回。ほとんど同じコースしか走らないので、コース記録はさほど重要でもない。むしろ、心拍数を可視化したい。そこで、リストバンド型の心拍センサーを継続使用することを前提に、サイコンを再検討。ロングライドをする気はないので、GPSタイプは対象外だったが、ナビ機能がなければ安いし、スピードセンサーも不要。Bluetooth対応でバッテリーも長持ちのBrytonを導入。ところが、残念ながら心拍センサーとペアリングできず、まだ迷宮から抜け出せない。
ショップにそろそろタイヤ交換時期と告げられ来春にでも、と思った直後に、空気を入れようとしてバルブ付近でパンク。チューブ交換の練習と思って挑戦したら、見事にバースト。勉強代と思ってショップにホイールを持ち込み、ついでにタイヤ交換。ショップの勧めに従い、王道Continentalの耐久性が高いというGATORSKINを選択。新品効果もあろうが、踏んだ分だけ進むような、ダイレクト感のある乗り心地になった。
バイクに余計なものは不要という信条でつけていなかったが、公道上での必要性を感じベルを装着。一見ベルには見えない、ハンドルに巻いたリング上の形状で、音は陳腐だがこちらの存在を主張するには十分。
チェーンメンテぐらい自分でやろうと、クリーナー一式を導入。雨やウェット路面では乗らないので、ルブはドライタイプを選択。メンテ直後はチェーンの音が静かになるが、ドライタイプのせいか長持ちしない。
こうして見ると、意外にも最も散財したのはウェアだったりする(笑)。

○2017.9.17○
乗り始めて2ヶ月経過。正直、面白くて仕方ない、走るのも散財も(笑)。走りたいので、夏の間はランよりバイク優先にして週末の早朝に走っているが、雨はもちろん、路面が濡れていても走るのは諦めざるを得ないのが口惜しい。自分でも驚いたが、1時間程度走るつもりが2時間かけて50km走るのが普通にできるのがロードバイクのすごいところ。一方で、10年続いた週一ランの筋力は大したことはなかったことも、思い知らされた。
いつも川沿いのサイクリングロードを走るのも、公道での不安要因がないので環境的に恵まれていると思う。が、それでは飽き足らず、偶に行く実家周辺も走って見たくなり、N-ONEの車載法を研究(笑)。ホイールを外して積む方法に落ち着く。もっと楽に積める車が欲しいとちょっと思ったり(笑)。ロングライドやヒルクライムへの興味が湧いてくるのも事実だが、当面はトレーニングと割り切って、かける時間は限定したい。でも、実家まで30km程度なので、自走もしてみようかと思ったり。
サイクルコンピューターは定番のCATEYEをあえて選ばずSIGMAを装着。これは胸にセンサーをつけるのが面倒になりそうなので、心拍数表示のないデザインを優先したから。一方で、走りを記録したかったので、iPhoneアプリのRuntasticを併用、これで手首にEpsonの心拍センサーを着けて心拍数を骨伝導イヤフォンで通知することにした。
おっかないので当分導入することはないと思っていたビンディングペダルも導入。効果は高いし気合いも入る(笑)。お約束の立ちゴケも何度か経験し、こけ方も体得する(笑)。しかし、クリートの位置決めはもちろん、全体のフィッティングもプロに頼んでみたいと思う。ベストポジションをどんなに模索しても、自分ではまだ正解がわからないので。
着ることはあるまいと思っていたサイクルジャージも買い漁ることに(笑)。着てみると、明らかに最も走りに適したスタイルだと理解できる。Amazonにたくさんあるパチもん(笑)を経て、相応の価格のものが機能性も高いという当然のことにも納得した。
夏も終わり、寒くなってからいつまで乗り続けるのか、それが目下の懸案。当初の計画は冬の間はランのつもりだったが、寒さの中を走るのもカッコいいような(笑)。恐らくすぐめげるのだろうが。

○2017.7.18○
引き金はアニメ弱虫ペダルというベタな話だが、伏線は結構長い。いつの頃からか、自転車競技ってなんとなく面白そうだと思っていたが、スプリント競技は今一つルールが理解できず、ロードレースは映像としては単調に感じてのめり込むことはなかった。一時期、馬以外の公営レースを研究(笑)した時期があり、もっぱら舟だったが見聞を広めようと赴いた競輪場で見たレースには、静粛の疾走に理屈抜きで感動した。しかし競輪そのものは、これもルールが難解だったので、深入りはしなかった。五輪中継のチームスプリントは面白かったが、中継が少なかった。
普段使いの足に壊れないまま使っていたママチャリを、中古のアルベルトなるシティサイクルに替えた。ベルトドライブ、LEDライト、ハンドルロックを装備した今時の自転車に驚き、これで十分と思った。不要と思っていた変速機だが、装備されていた3速はあれば便利だった。但し、インナーギアなので、ペダルを止めて変速する動作には今でも戸惑う。バッタ屋で見つけたロードバイク風サドルに交換してみたりもしたが、それなりの品質だったのですぐ元に戻さざるを得なかった。
そんな経緯の下で近藤史恵の小説を知り、夢中で読んでロードレースのなんたるかがおぼろげにわかった。そして偶然放送を知った弱虫ペダルは3rdシーズンの半ばだったが、ストーリーも然ることながら、ロードバイクそのものがあまりに画期的だった。ブレーキレバーでシフトチェンジするという、想像もつかない現実がそこにあった、それもすぐ手の届くところに。
乗ってみたい。シフト操作さえ味わえればいいので、なんちゃってロードバイクで構わない。だが今の世の中、ググれば知識だけは増えていく。この変速操作が可能なシマノのコンポが載っているのはある程度の価格帯から上しかない、なんちゃってでは無理だった。コンポにもグレードがあるが、そこはあえて目をつぶるとして、出費が増えるなら、せめて色を最優先しようと、元Kawasaki乗りとしてはライムグリーンが欲しかった。
なんちゃってのつもりが必要予算が増加するにつれて、躊躇したのはいうまでもなく、ギターに軸足を置く気持ちには全く変わりなく、まず、何時乗るのかと。筋力維持の為に続けてきたランニングの代わりに夏の間乗るのも悪くはない。しかし、ランニングを継続できた重要な要因は、金がかからないことでもある(笑)。ロードバイクは用品、メンテナンス費もかかるわけで、支出要因が純増してしまう。道楽はギターだけで十分と思っていただけに、これは大きな懸念材料。しかし、相反して予備知識が増えるにつれて、ブレーキワイヤーは内装式が欲しくなり、散々悩んだ揚げ句、分不相応だが色と品質を兼ね備えたcannondale CAAD Optimoにする覚悟に至った。ところが、タイミング的にロードバイクのモデルチェンジ期にあたり、割引はあるが選択肢が限られるという微妙な状況の真っ只中だった。求めるサイズはもはや在庫が底を尽き入手不可であった。
こればかりはどうしようもないので、色に妥協してコンポのグレードが高い割引モデルにするかと思いつつ訪れたショップで応対してくれた若いスタッフは、価値観を押し付けてくることもなく、比較対象がない初心者なら比較対象がない性能差は気にしなくてもいいというアドバイスもくれた。そしてそこに、以前目にとまったサイズ的にはぴったりのCAAD12が残っていた。高価で色が地味だったので候補を外れていたが、ロゴとフレームの一部はライムグリーン。応対してくれたスタッフが言うには、Optimoより1ランク上の品質で、ホイールやその他のパーツも上位品が使われ、決定的に違うのは軽さだという。こればかりは後からはどうしようもない性能差。Optimoライムグリーンは割引前しか入手できなかったと思えば、割引後のこのCAAD12は価格差が少ない。自分にはOptimo以上にオーバースペックだが、最初に手にする道具は品質が高いほど使いやすいというギターでの学習効果もあり、跨がらせてもらうと居ても立ってもいられなくなって決断する。