番外編:2003年の戦果

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2003年はまさにWLにはまった一年でした。そして、過剰在庫を持たなかったのは最初の数ヶ月のみ(笑)。結局ストックの山は順調に形成されたのでした。一隻にかかる工期は現状約2ヶ月。消化が増殖に追いつかないのは自明ですが、幸か不幸かWLはキット数が限られているので、いつか追いつけばいいなぁと(苦笑)。興味対象として長続きしそうなのは、子供の頃の思い入れがよみがえったからかも知れません。


加賀が竣工すると、エッチングパーツの免疫ができ、徐々に中毒(とはこれプラモの師さいとうさんのお言葉)へ。専用パーツ付きキットが限定販売されていますが、そのほとんどが流通在庫のみ。店頭で見かけると、確保しないではいられない身となりました(笑)。高雄型にあって三番砲塔を高角砲に換装した摩耶のシルエットは興味をひくと同時に、初陣愛宕への再挑戦も兼ねています。
余談ですが、学生時代の同期にマヤちゃんという子がいました(だからどうした)。


捷一号作戦でレイテ突入隊の囮として、エンガノ湾沖で奮闘、沈没した瑞鶴の勇姿は映画「連合艦隊」の印象的なシーンでありました。店頭にて中古半額品があったので確保。箱が古ぼけているので、キットもあまりひけていないかも知れません(笑)。思えばタミヤのWLは初めてでした。甲板は凸モールドですが、さすがタミヤと思える精巧なもので、凹に修正する必要はないかも知れません。
余談ですが、「連合艦隊」はプラモにもミリタリーにもとっくに熱の冷めてしまった学生時代でありながら見に行った映画であり、2003年12月にDVDが発売されるまで、ビデオを何度も何度も見たお気に入りです。


「大淀のランチへお移りください!」映画「連合艦隊」で瑞鶴が沈む際、士官が小沢治三郎に叫んだ台詞で刷り込まれた艦です。軽巡は地味?な存在に感じますが、なかなか印象的なものが多い気もします。ストックの中で唯一フジミ製のキットです。


子供の頃は小遣いを握りしめて文房具屋に行き、その店頭で作るキットを選びました。そして、塗装までして完成した数少ないキットの一つに榛名がありました。さいとうさんが限定版榛名を確保し、「金剛がまだあるよ〜」とのことでしたので、金属砲身パーツにそそられて確保をお願いしました。
余談ですが、映画「山本五十六」に金剛と榛名が出撃して艦砲射撃を行うシーンがありました。


さいとうさんの一押しの艦型は最上型ですが、私の記憶には最上型は見事に欠落しています。この利根は最上型5番艦に近く、そのシルエットは新鮮でエッチングパーツ付きの限定品があったので確保しました。あとで調べると真珠湾攻撃にも参加し終戦近くに呉で大破着底するまで大戦を戦い抜いた、存在感のある艦でもあります。ただしこのキット、グレードアップパーツは同梱されていません。
余談ですが、利根のローマ字表記は英語で音だから確保したの?とさいとうさんに聞かれたことがあります。でも、それを知ったのは確保したあとです(笑)。


もうここ(どこ?)まで来ると、モデルアート増刊「洋上模型ハンドブック」を読み漁ってあらゆる艦種が欲しくなり、「艦船模型スペシャル」を揃え、ネットで作例を検索しまくるという節操のない状態に(苦笑)。某HPでこの樅には哨戒艇のおまけ付きということを知り、確保しました。
余談ですが、このボックスアートには三段甲板時の赤城が描かれているのがなんともうれしく感じました。それだけ古い艦ではありますが。


長門の次に欲しかった戦艦は扶桑だったのですが、いまだに旧金型。で、よくよく見ると伊勢型も主砲六門でシルエットが似ていることに気づきました。よってあえて航戦ではないこちらを確保。艦体左右分割式のキットはこれが初めてです。
新金型だけあってキットは上質のものですが、組み説は難解です。


妙高型の確保にあたっては、なんとなく那智がいいと思っていましたが、なかなか流通在庫に巡り会えませんでした。そんなとき、上記伊勢とセットでオークションに出品されていたので落札。
余談ですが、定価が当たり前の限定品にあって、これと伊勢は約四割引で入手できたお値打ち品です。


秋月型は冬月を、と思っていましたが、限定品秋月を見つけたので確保してみました。専用エッチングパーツ付きですが、キットそのものは普通です。駆逐艦シリーズも少しずつ新金型に移行して欲しいものです。何故冬月?って、エヴァにはまれば当然(笑)。
余談ですが私の甥は飛鳥(アスカ)と励(レイ)というエヴァンゲリオン兄弟です。


ミッドウェイで最後まで奮闘した飛龍は、映画「太平洋の嵐」において中心的に描かれています。赤城ほどの思い入れはなかったのですが、新金型の評判がよく小冊子付き限定品に興味を持ちました。しかし、冊子は袋の中で内容を確認できず躊躇しているうちに割引店では見かけなくなってしまいました。あきらめかけた頃、某店のホークス優勝セールで二割引にて確保。
余談ですが、赤城を主役にしたミッドウェイの映画を見たいのですが、すぐに撃沈されてしまってはストーリーになりそうもありません。「太平洋の嵐」の特撮シーンはその後の東宝作品に流用されていることに気づきました。


「いや〜でっかい。まさに浮かべる城ですな」宇垣纏の映画「連合艦隊」での台詞ですが、帝国海軍はやはり大和を抜きには語れません。近年新金型に移行した現行品なのでいつでも手に入るのですが、早く手元に欲しくて確保しました。子供の頃は何故か武蔵しか組んだことがありませんでした。
公試時には両舷に副砲があったなんて、知りませんでした(笑)。ましてや大和と武蔵の違いなんて気にしたこともありませんでした(苦笑)。


煙突の多い、すなわち古い型の軽巡にも興味を持ち始めると、どれを最初に確保するか考えてしまいます(笑)。が、これぞと思ったものはどれもレジンキットでした。中でも真珠湾に参加した阿武隈が気に入ったのですが、「洋上模型ハンドブック」にこの名取を改造する方法が載っていたので、とりあえず確保してみました。
余談ですが、ハセガワが発売予定の「あぶくま」を「阿武隈」と勘違いしたのは私です(笑)。

ウォーターラインはそのほとんどが現行品なのですが、「限定品、特価品は一期一会」のもと、2004年も順調に増殖していくことでしょう(笑)。