ハセガワ 1/700 赤城

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平成16年4月21日起工 平成17年1月22日竣工

ウォーターラインに興味を持ったとき、まず頭に浮かんだ艦は、機動部隊の旗艦であり、ミッドウェイに沈んだ赤城でした。いきなり手がけて失敗したくなかったので、本命は温存していましたが、このあたりで挑戦してみることにします。といっても、自分の技量はわかっているつもりなので、無理して作業が苦痛にならない程度にしか手は入れませんが(苦笑)。

ディティールアップの第一は、木目甲板の再現です。

凸モールドを全て削り、ヒケをパテで修正して、ベースにタンを吹きました。

全面をマスクした後、デザインナイフで木目をけがき、無作為に剥がしては木目色を吹く、を繰り返すという作戦です。が、性格が災いしてけがきは失敗の連続。そして最大の誤算は、マスクを剥がす作業がものすご〜く手間だったこと。まぁ当然ではありますが。

木目色はクリアオレンジをベースにクリアイエロー、クリアレッド、茶を適当に調色したのですが、ちょっと赤身が強すぎ。米空母のような色になってしまいました(涙)。伸縮継手、遮風柵、エレベーター周り、甲板周囲を佐世保工廠色で塗装。

近くで見ると、なんか市松模様のようです(泣)。木目を互い違いにけがこうとしたのを断念した結果とも思いますが、そんなことする根性もありません。木目再現方法はまだ研究の余地大ありということで。

スポンソン支柱をプラ棒で再現。

円材置き場をプラ棒とプラ板で再現。採寸なんかしないので、現物合わせで慎重に。

艦橋は窓枠をエッチングパーツに置き換え。衣島氏の作例記事を参考にディティールアップ。

まだ先は長いけど、こうして見ると気分が盛り上がります(笑)。

甲板の白線は白サフで済ますつもりでしたが、隠蔽力が思いの外弱かったので、結局ブラシ処理。赤丸と「ア」の字は好みに合わないので省略。内火艇他塗り残した小物も筆塗りで塗装。あとはひたすら組み上げ...られるはず。

エッチングパーツの支柱は、とにかく位置決めに難儀。しかも飛行甲板の反り具合が曖昧なので、長さが足りるんだか足りないんだか。

どうにか飛行甲板を固定、エッチングパーツの落下防止柵を接着。これも細かい位置決めの連続でした。

艦尾方角から。

仕上げはかなり手抜きですが竣工。