1/700 雪風
平成15年8月17日起工 平成15年9月7日竣工
空母をはじめとした大型艦は当然ながら工期がかかるもの。細かい作業の積み重ねが竣工へとつながるわけですが、生来の性格からつい竣工を急ぎがちになってしまいます。焦って失敗してそれまでの苦労を無駄にしたくもないので、工期の短い艦ではやる気持ちを緩和しようかと。そんなときに選んだのが駆逐艦。小さくてパーツも少なく、価格も手頃。ストレートに組んで若干のディティールアップをすれば、それなりに仕上がる...と思ったのですが。
今回選んだのは、終戦まで生き残った陽炎型8番艦雪風。宇宙戦艦ヤマトで触れられたエピソードが印象的でした。
いざ取りかかってみてびっくり。モールドの省略は仕方ないとしても、金型が疲弊しているのか、バリは多いしヒケは多いし、艦体と艦底なんてこんなに合いが違います。艦尾のカーブはあっているので艦首側で修正することに。
のっぺらぼうの艦橋に窓ぐらいは再現したい。エッチングパーツの使用が一般的でしょうが手持ちもなく、楽で安上がりな方法を考えて、ジャンクパーツのメッシュを貼り付けてみました。貼り付け部を削って埋め込むようにした方が見映えはいいだろうけど、そこまで手をかける気なし。
マストを0.3mm真鍮棒と伸ばしランナーで自作。ディティールを研究しないで適当に作りはじめたら、艦橋との位置関係がなんか変なので、それらしく見えるように修正(苦笑)。
塗装を終え進水。組んでるときはどうなるかと思ったけど、まぁそれなりの仕上がりかと。あとは張り線と最後の仕上げを残すのみ。
竣工しましたが、やはりディティールの甘さが惜しまれるキットでした。それを承知で手を入れなかったのですが。