Kawasaki ZRX1100 ZRT10C3 1999
2019.10.13 Farewell
車検も通し乗り続けるつもりだったが、やはり「ライムグリーンの安い車体」として選んだ動機では長続きはしなかった。H2で挫けかけた復帰を支えてくれた車体に感謝しつつ、原点回帰の為に元に戻して手放す。
ドナドナされるZRX
2019.8.3 捲土重来
白状すると車検前は乗り替えも検討したが、車検を通し吹っ切れた感があるのでZRXでも初ツーリング。ホームコースにする予定の房総を再訪。そこそこの晴天だが、息苦しいほどの暑さではない。
相変わらずのショート休憩の行程だが、意識して何ヶ所かで撮影したり、道の駅に寄ったり。
いつものようにそそくさと帰着したのだが。
ZRXよ許してくれ、私あなたをなめてました。H2に跨がる緊張から逃れられた点しか評価せず、その緊張が薄れるとパワー感がなく、利点はネイキッドとしての差別化だけ、などと大いなる誤解をしていた。当然のことながら、きっちりアクセルをコントロールすれば、国内使用のマイルドさはあるものの排気量にふさわしいパワーを発揮する。緊張がないということは、乗り味を存分に楽しめる。ビキニカウルは胴に風があたらず、疲労軽減効果大。長距離も難なくこなす、いいバイクだ、これは。
2019.7.24 ユーザー車検
基本ノーマルだし、所有目的からしても維持費は極力抑えたいので、ユーザー車検に挑戦。ネット上の情報が豊富なのも、踏み切った一因。そもそも車検項目は「安全に走ることの可否」を検査するので、車検整備という名目すら疑問に思えてくる。通常のメンテナンスで十分なはず。
車検日の予約もネットから。その過程で、継続車検はどこでもできることが判明。ならば予約が混んでる上に、周辺のテスター屋が「一見お断り」「二輪不可」で鬼門の光軸調整ができない車検場に行く必然は全くないので、予約を品川に変更。とはいえ自力で通すのが目的なので、前日にガレージで汗だくになって光軸調整を実施。
いざ当日。事前調査と現地スタッフの親切な対応で、戸惑うことなく検査ラインへ。検査を次々クリアし、最後の光軸検査は願いむなしく不合格。しかし、原因は高低ではなく左右だったので、前日の努力は報われた、というか左右は当然狂ってないと思っていた(笑)。工具は持参していたが、そのためにここを選んだのでテスター屋で調整。再度ラインに並びめでたく合格。これで向こう2年なんでもあり(違。
光軸検査の不安もさることながら、梅雨明け直前の天候と、2020対策の交通規制による渋滞の方がよっぼど不安だったのは事実(笑)。
2019.4.29 コクピット最適化
運転時の情報量をH2と合わせる為、時計とiPhoneホルダーを装着。腕時計をハンドルに付けるのはお約束で、百均で調達。当初デジタルを付けたが、あるとは思わなかったアナログを発見したので、視認性優先で交換。いずれも耐候性、耐久性とは無縁だが、このコストには求めてはいけない。ホルダーは、ハンドルブレース装着では美観を損なうので、ミラーステー固定タイプを選択。ところがステーのロックナットがほとんど緩まず、最適位置に固定できないという、これまた想定外の事象が発生。ミラー交換も検討したが、これといったデザインが見つからず、ナットを噛ますべくAmazonで調達したら、厚過ぎてミラー保持が不安であえなく玉砕。ストックで径が合うワッシャは1枚のみで、これでは足りず。苦肉の策で、ヘタリ気味のスプリングワッシャを使ってようやく位置決めができた。
2019.3.16 プチカスタム・ファイナル
週末ごとに作業してきたが、毎回細かく段取りを考えていたのに、想定外の事象が発生し、その対応にやたら時間がかかったあげく、作業が完遂しないことを繰り返してきたので、そろそろ辟易してきたのが正直なところである。
まず、メーターを再バラし、点灯していない水温警告灯のLEDを直す。続いてETCの装着である。電源の配線を確定しようとしたところ、用意しておいた配線が1本見当たらず、諦めて再作成して接続確認したら発見するという徒労が今回も発生。以前は普通にやっていたタンクの取り外しにもてこずる。メーター間にアンテナを設置、配線を取り回し本体を固定してようやく作業終了。
最後の作業はヘッドライトのLED化。壁に光軸調整の目安にするテープを貼って、ライトハウジングの取り外し。バルブ交換は幸いにも容易に完了、光軸再調整は上下はほぼ合わせられたと思うが、左右はよくわからず(笑)。
あとはショップ任せのETC再セットアップとタイヤ交換で初期の計画は完了する。ここまで4週間かかるとは思わなかった。
2019.3.9 プチカスタム3
ウィンカーリレーの変換カプラーを勘で調達したら、車体側が合わないこと2回。しびれを切らし、ギボシ端子で直結して、ウィンカーレンズとバルブを交換したら、フロントLEDを装着すると正常点灯しない。純正リレーならハイフラながら点灯するので、原因は安さで選んだ中華リレー。諦めてPOSH製を調達したらまともになった。ところがこのリレーは純正より大きく、所定の位置に収まらず、フレームは作業を邪魔する。試行錯誤悪戦苦闘の末、タイラップで固定してようやく決着。
調達したショックドライバーもかなわなかったバーエンドボルトは、これまた調達したヒートガンで温めて再挑戦、ようやく外れた。かくしてエヴァンカラー完成。
悪趣味か?(笑)。
残すはヘッドライトLED化。ETCは中古で安くと思うもオクで落とせず、4月からのキャンペーンでショップ頼みと思った矢先に落札。加えて、水温警告灯が始動時に点灯しないことを発見(下の写真で気付けって)、要メーター再バラ。かくなる上は、これらをまとめて1日がかりで仕上げないと終わりが見えず。
2019.3.3 情報源
お約束の情報源探しは、車体が古いので電子媒体が少なく、かつ1200やDAEG中心の作りになっているらしいので、まずこれを確保。
紙媒体も少ない中で、適価を見つけこれだけ確保。
パーツリストは右2冊のムック本に掲載されている情報で事足りるので見送り。サービスマニュアルはドイツ語版PDFならネット上にあるが、私には英語版が限界(笑)。
2019.2.23 プチカスタム2
アナログな車体のバッテリーの負担を軽減する為に、灯火をLED化する。Assy交換パーツ換装が手っ取り早いが、コスト高なので、バルブ交換とする。テールライトはダブル球が必要。画像は白っぽい写りだが、交換前のハロゲン球。
バルブ交換なら簡単かと思いきや、サービスマニュアルに従いリアカウルを外すのが急がば回れ。
ナンバー灯も白になる。ブレーキを踏むと明るさが増すが(笑)。
常時点灯なので、メーター照明もLEDに交換。
目が弱いので、夜走るのは極力避ける故、実走行で交換前を目にすることはなかった(笑)。メーターを外し、バルブ交換する手順はさほど手間ではないのだが、バルブ脱着にてこずる。二度手間を避ける為、点灯テストしつつの交換は、思った以上に時間がかかった。
白LEDなので、かなり色味が変わった。必要なサイズはT10×3とT5×7。交換セットも散見されるが、バルブ単独で調達すれば破格に安い。但し、耐久性は人柱。
最優先だったヘッドライトは、メーターを外せばできるかと思っていたが、ライト脱着が必須と判明。光軸調整の準備が必要なので見送り。ウィンカー&ポジションは、調達したリレーの端子形状が合わず、レンズも未着の為こちらも後日。バーエンドも交換予定だったが、ボルトが外れず延期。スロットルワイヤーの遊びを調整。
2019.2.17 納車とプチカスタム
16日夜半に納車。置き場所ではマフラーが存在感を主張する。翌朝、10時からプロバイダのサポートと電話で戦う(笑)予定があるので、寒空の下(屋根の下だが)8時から作業を始める。転ばぬ先の杖、エンジンスライダーはコスパと信頼のバランスでデイトナ製をチョイス。エンジン下にジャッキをかます手間はあったが、難なく終了。
スクリーンは見た目重視でノーマルに戻す。オクで調達した純正品の程度に納得できず、再入手という2度手間を経たもの。ビキニカウルそのままで交換は不可能可能だが、外してみるまでわからず、さらに見かけによらず脱着にてこずる。ヘッドライトとメーターのLED化もパーツは用意してあるが、時間がかかりそうなので先送り。なぜかエンブレムがないが、エンブレム単体では既にパーツが欠品しており、オクでサイドカバーごと調達。ナンバープレートフレームは、エヴァンカラーを狙ってパープルにしたが、かなり浮く(笑)。タンク後端に透明カッティングシートを貼って作業完了。どうでもいいことだが、Ninja H2とZRXのナンバーは数字が1文字も重複していない(笑)。
給油して試走。最初、そんなはずはないのに低速トルクが細いのかと思ったが、H2と違いハイスロではないので、それなりにアクセルを開ける必要があると気づく。どうしてもH2と比較してしまうが、パワーの出方が穏やかで、足つきもいいから安心感がある。乗り味は900Rを思い出し懐かしくもある。少なくとも緊張せず乗れる(笑)のは、車重が軽いことも要因。ハンドルが高いので取り回しも容易。近所のカワサキプラザにETCの相談に行くも、アンテナ設置位置で折り合わず、その場は見送る。
2019.2.2 ライムグリーン再び
Ninja H2はそのパワーと重さを持て余すものの、冬の寒さにめげて乗らなくとも十分に所有欲を満たす(笑)ものであった。しかし、一方でKawasaki乗りとしてライムグリーンの車体を欲している自分がいた。その欲求はZ125Proで満たされるかとも思ったが、中古に割安感はなく、そもそもこの排気量では使い道がない。グリーンではあるがライムグリーンではないし。125ccという排気量そのものはおもしろそうなので、今まで考えたこともなかったスクーターも検討したが、やはり使い道がないし、ライムグリーンとは無縁。では、現実的なライムグリーンの選択肢は、というとどれもかなり古い車体である。KLX125かKLX250がまず候補に上がったが、本領を発揮する林道まで行く気は今のところない。で、自然と大型車に目が向くのだが、ZRX1100が20年ものだけあって安いと気づいた。現行当時はセンタースタンドがないのが不満だったが、H2でそれは払拭された。しかも、ZRX系で唯一1999年型のC3だけがホイールもライムグリーンである。大型車のネイキッドなら空冷が理想だが、Zephyr1100はプレミア気味で抵抗がある。こちら側に入るきっかけはZ1だったのは確かだが、今更このデザインに乗りたいわけでもない。Z1000Rローソンレプリカは憧れのモデルであり、所有は現実的ではないが、これなら手は届く。ローレプのR1はストライプの上が白だが、所有していたNinjaも上紺だったし、ホイール色優先で、C3に的を絞る。置けなければ話にならないので、ガレージ内の断捨離を決行する(笑)
当然だがこんな古い年式、相応の走行距離は覚悟してもそもそも球数が少ない、ましてやノーマルに近いものなど。見つかったのは2台で、第1候補は岐阜の店舗。通販前提で照会には丁寧に応じてもらったが、相応でも気になる傷みが目立ち、フルスケールメーターに交換されていることが判明。文字盤だけの可能性もあるが、無視できない不安要因なのでこれは見送る。第2候補はそれより走行距離は多いものの、写真を見る限り気になる傷みはない。やはり実車は見ておくべきと、鴻巣まで出向く。
対面した実車は、年式からするとかなり綺麗で、相応の傷みは当然あるものの決定的な嫌悪要因はなし。エンジン音も、極端なメカノイズはない。第1候補よりもかなり安いし、店の応対にも好感を持ったので、決断。この季節に鴻巣まで引き取りに行くのは気が重かったが、店から配送の勧めがあったので、ありがたくお願いした。
色やデザインはもちろんだが、電子制御が一切ない、キャブで走るアナログな車体に再度乗れるのも嬉しかったりする世代である(笑)。