Egnater Tweaker Head

ENGLのパワーソークには大いに期待したのだが、1Wといえども自宅では爆音だった。ギターアンプの規格では、1Wとはスピーカーから1mで100db(ガード下並み)ということらしいので当たり前。ラインアウトは信号レベルが小さいままでうまく設定できず、期待とはかなり違った結果となった。保証期間経過直後、ラインアウトの設定に再挑戦していたところ、取説の注意書きをうっかり忘れてゲインを上げ過ぎ、ヒューズを飛ばしてしまった。このヒューズはパワー管保護用でシャーシ内にあり、交換には開腹が必要。保証が切れているので、そこそこの工賃だろうから、自力交換することに。ところがヒューズの形状は普通なれど容量が特殊で秋葉原でも入手できず、海外通販でようやく調達。せっかく直ったので、スタジオに持ち込んで気持ちよく鳴らしていたら、またヒューズが飛ぶ。スペアを調達してはいたが、愛想を尽かすには十分である。
LED-1959入手以来、マーシャルの音が欲しかった。しかし、マーシャルのヘッドなんて論外、フルチューブのコンボは筐体も出力も大き過ぎ、ミニヘッドはない。ので、ENGLを使い続けるつもりだったのにこの有り様。まぁ、何にせよアンプの更新は当分先のつもりで、候補の選定だけは進める(笑)。フーチーズのHPで見つけたEgnater(イグネーターというカタカナ表記はほとんど見かけない)は、名前と写真で見たぐらいは知っていたが、これまで全く気にしたことがなかった。音作りのスイッチをいくつも装備しているのが特徴らしく、フェンダー、VOX、マーシャルの三択スイッチもある。まぁ拡張機能にはパワーソークで懲りたので(笑)、過大な期待はしなかったが、フーチーズが取り扱うなら品質は確かだろう。しかし、HPにあったコンボは40Wでこれでも出力が高い。それと操作パネルが上面のレイアウトで、これは私の使用環境には都合が悪い。メーカーHPで仕様を確認すると、15Wのコンボとミニヘッドがある。出力以外で違うのはスイッチ1種とチャンネル数のようで、仕様的にはこれで十分である。何気なく冷やかし気分で直販ページを覗くと。
15Wのミニヘッド、Tweakerのアウトレット品が限定2台あるではないか、それもやはりアウトレットだったENGLよりかなり安い。このタイミングで出費を重ねたくはなかったが、これは今を逃すと次はない。ENGL他をドナドナする前提でクリック。
アウトレットの理由は箱ボロなので、中身は新品。いきなり音が出なかったので焦ったが、原因は全てのトーンがゼロだったから。偶然にもこれまで使ってきたアンプの操作パネルは左端がインプットだったが、Tweakerは右端。よってツマミの並びが逆である。トレブルを上げたつもりがバスで、高音が伸びないと勘違いしてしまった(笑)。スタジオのマーシャルも右端だったな。
肝心の音、マーシャル気分味わえる。

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