Kawasaki GPZ900R ZX900A12 1999

2021.4.22 惜別
これには長く乗るつもりで、いろいろと手間ひまかけたことにには寸分の後悔もない。ただ、この1台に固執すると、残された時間に乗れる車種の選択肢を狭めるのも事実。長いブランクを挟んで1台ならぬ1車種を長く乗ると言うのも少々違う気がする。新たな展開のために、苦渋の決断で手放すことにした。

かつて手の届かなかった、大型ラジエーター換装やリアワイドホイール化に、未練があっても実現に踏み切れなかった。もう後悔しても遅い。

2021.1.3 サイドスタンドストッパー
メンテスタンドを使用した状態で、サイドスタンドを外すとチェーンと干渉した。ショップは納車整備で点検しただろうし、サイドスタンドにチェーンと干渉した痕跡もない。スイッチがストッパーの役割を果たしているが、恐らく1Gがかかったスイングアーム位置のチェーンには干渉しないのだろう。しかし、よくみると若干だがチェーンと接触したと思しき痕もある。リアサスが伸び切った瞬間に接触したと思われ、やはり対策しておかないと気持ち悪い。
思い起こせばL型アングルをスイッチと共締めしてストッパーにしたおぼろな記憶あり。それから幾星霜、今なら商品化されているのではと探してみたら数点発見。取り付け方法を比較してSTRIKER製を導入。

ノーマルサイレンサー固定ボルトを流用してスイッチ位置に固定するのだが、当然そんなボルトはない。有りモノから幸い同サイズを発見、色がシルバーだがどうせ見えないので流用。

チェーンとのクリアランスは確保できるし、スタンドを払った際のカチッとした感触も心地よい。サイドスタンドスイッチのバイパスは今後の課題である。

2020.12.27 メンテナンススタンド
入手後1年経過し、COVID19禍でろくに距離も伸ばせなかったが、オイル交換はしておかないと。どこかの用品店に持ち込むつもりだったが、やりなれた作業に工賃払うのも抵抗があり、さりとてセンスタがないと作業できないし、交換工賃2回分で入手できるメンテナンススタンドを導入することにした。
デイトナ製を入手して、L型受けで使ってみたが、どうも支持位置が決まらない。転ばぬ先の杖で、高価だがTG中川製スタンドアダプターを導入。

使用時だけエキセンの穴に差し込んで使う。それがメリットでもあり、作業後、抜き忘れて走ると紛失必至のリスクもあり。前者を優先したわけだが。

で、オイル交換しようとしたら、ドレンボルトがエキパイに干渉して抜けず、エキパイ分解用のスプリング外しも要調達だった。購入時にオイル交換可否は確認したが、ショップ照会の返答は、スプリングを外せばガスケット類不要で分解可であった(笑)。

2020.5.5 追加カスタム
COVID19禍で外出がままならない連休にのんびり作業。正確にはのんびり以上に手こずってやたら時間がかかったのだが(笑)。
・スモークスクリーン
昔はカラバリ豊富だったので、蛍光グリーンと間違えて買った(笑)イエローがイケてたのだが、今はスモークしか選択肢がない。

ボルトオンだが、交換にはインナーカウルまで外さないとならないので、外した状態でメーターの LED化でやり残していた箇所も交換。ETCアンテナの取り回しも修正。

左ミラーにクラックが入ったので、純正パーツを取ったら、可動部がメッキ処理されていてそのままでは左右非対称。しかし、今が交換に適した状況なので着手するも、基部を流用してミラー部だけ交換すれば対称のままと気づく。その作業ならカウルに手を付けずに作業できることにも気づく(笑)。
・フェンダーレス
純正ナンバー灯流用ってどうよ、ってことで交換。安くて評判のいいAMC製。併せてテールライトレンズもナンバー等対応のDAYTONA製に交換。

ハイスロ化のパーツも揃えたが、作業に躊躇。グラブバーもレスにしたいが、車検に通らないらしいので躊躇。

2020.1.3 カスタムリスト

○納車時のデフォルト
・トップブリッジ&アップハンドル
メーカー不祥。標準的仕様。
・ブレーキ&クラッチマスター
NISSIN製と思われ。クラッチを切らないと始動不可だが、習慣化しているので没問題。
・オイルクーラーステー

メーカー不祥。ホーンはなぜかシングルだが、鳴ればいいので没問題。
・バックステップ

OVER製。このライポジは目から鱗。固定式なので停車時にステップがふくらはぎに当たることも。
・マフラー

MORIWAKI ZERO TITANIUM。かなりの高級品だったらしい。JMCAだが、経年劣化で音大きめ。
・フェンダーレスキット
メーカー不祥。ナンバー灯を純正から流用する古風なデザイン(笑)。
・タイヤ
納車整備で交換だったのでBT-016指定。基本ブリジストン信者。選択肢が少ないのが今後の不安。
・ステアリング・ダンパー
bitubo製。ヘッドライトのLEDバルブと干渉するので、想定外だったこともあり撤去。
○追加アレンジ
・エンジンスライダー

DAYTONA製。転ばぬ先の杖。フロントカウルのウインカー陥没は回避できそう。
・灯火LED化

ほとんどZRXから流用。ヘッドライトはDAYTONA製、他は中華製(笑)。メーターのタコ上下とニュートラル、ハイビームは外せなかったり点灯しなかったりでとりあえず断念。
・ウィンカー

ZRXから流用。Kijima製クリアレンズに交換。リレーをPOSH製のLED対応品に交換したが、純正品より若干背が高く、ヒューズボックス下のボルトがかからない。
・ハンドル・ブレース&バーエンド
ZRXから流用。POSH製。バーエンドのインナーが流用できず調達したが、スロットルグリップの動きに微妙に干渉するので、場繋ぎにユニバーサルタイプを調達。
・アッパーカウルキャップホルダー
POSH製。いわゆる飾りボルトだが、付属のボルトでは長さが足りず。サイドカバーにも装着。
・ナンバープレートフレーム&リフレクター
フレームはZRXから流用のDAYTONA製。リフレクターをACTIVE製スリムタイプに交換。
・ETC
ZRXから流用。ミツバ製MSC-BE51。2.5"HDDケースに収納してテールカウル内に格納。アンテナは粘着テープで固定できず、インナーカウル固定ボルトでとも締め。強度に不安はあるものの、ステーを介して面固定なので大丈夫かなと。

・スマホホルダー
H2と同じDAYTONA製を装着。XS Maxに機種変したら使えず、対応品に買い直す羽目に。

・タンクキャップ
ETC装着作業時に燃料コック不良が判明。納車整備時の確認不足として販売店が新品を手配してくれて交換。その後エンジン停止時にタンクキャップのキーシリンダー回りからガソリンが滲み出してきた。販売店に照会すると、Oリングの劣化でAssy交換しか方法はなく、キーシリンダーは流用できるとのことだったので、Assy調達。

ノーマルはグロス仕上げだったが、共用パーツはマット仕上げ。
○今後の可能性(笑)
ハイスロ化とリアホイールワイド化。いつ気が変わるやも知れないので(笑)、1年ぐらい様子見か。

2019.11.17 手強い
手放したZRX1100のメーター照明以外は元に戻して全てA12に移植するつもりだったので、いざ作業に取りかかったら。
すぐ終わると思っていた想定を遥かに超えて手こずった。ウィンカーのLED化にあたって予め調達しておいたメーカー品のウィンカーリレーは、純正品を外すのに難儀した、微妙に背が高くヒューズボックスを密閉できず。バーエンドはバーハン化してると流用不可。ヘッドライトのLED化は、ステダンが邪魔でコネクタを外せず。LEDバルブとも干渉するのでステダン撤去。メーター照明のLED化はどうしてもLEDが点灯しない箇所があって混在。タンクを外そうとすると負圧式コックなのにガソリンが漏れ、ETC装着は計画箇所から電源が取れず持ち越し。全般的に外そうとすると外れなかったり、注意してたのに落下してしまったパーツを探索したりで、週末かかりきりとなり、久しぶりの好天の週末に乗れなかったという(泣)。

2019.11.10 納車
契約から2ヶ月、ようやく待ちに待った納車。納車整備はエンジンオイル、オイルフィルター、プラグ、エアクリーナー交換あたりはどこでもやるが、これに加えバッテリー、F,Rタイヤ、パッドは新品交換、キャリパーOH,FフォークOH、キャブレターOH、サーモスタット廻りのOリング交換、左右サイドカバーの下後方ヒビ補修までしてある。シート下、角部左右の破れは張替え予定だったが、ノーマル重視で程度のよいストック品に交換してもらった。20年落ちの車体に対し、エンジン以外は十分なメンテナンスと言えよう。

2019.10.19 結局
ふりだしに戻る。
ZRX1100の素晴らしさを再認識したが、違和感は消えなかった。ローレプの今風アレンジとしての完成度が高いのは勿論だが、やはり別物なのだ。空冷への憧れに照らすと、やはり水冷では満足できない。さりとて、Kawasakiの空冷は今やどれもプレミアムがついて、それを許容するほどの思い入れもない。値がこなれているZR-7は、コンセプトには共感するが、魅力は「空冷」だけでそれ以上のものはない。などともっともらしい御託を並べるのも、900Ninjaへの思いが断ちきれないからだった。G2,A2と乗り継いでもういいだろうとか、今や旧車でメンテにも苦労するとか諦める理由も探したが、やっぱり自分にとってNinjaは、中免時代は一生乗れないと諦めていた、特別な存在なのだ。
で、探す。過度のプレミアムは論外なので、許容できるギリギリの線まで選択肢を広げるも、まぁそう掘り出し物があるわけではない。今から乗るならA12以降が理想だが、A9辺りまでは妥協する覚悟はした。予算的には選択肢はA11が多い。色はライムグリーンにこだわらないことにしたのは、A2とデザインが違うからで、A1イメージの赤やA7黒銀も対象。ノーマルを探して乗ることも考えたが、やはり自分にとってのNinjaはカスタムなので、他人の手によるカスタムへの抵抗も捨てきれないが、自分でやるより安上がりと考えることにした。そんなこんなで妥協点を下げて遭遇したA12ライム。ハイスロとワイドホイールはないが、乗り続ける覚悟ができたらそれぐらいは自力でやっても、以前ほどのコストはかからないだろうという目論見。愛知からの通販だが、納車整備がエンジン以外のオーバーホールに近かったのが決め手。
2020年にTOP GUN 2が公開されるが、影響されたわけではない。そもそも私は2代のNinjaとも2作公開前から乗っている。

販売店から納車整備中の画像が届く。ここまでやってもらえれば、当面は安心して乗れる。

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