Kawasaki Ninja H2 ZXT00NNA 2015

2018年夏、FSX計画再起動。そして区切り。

2021.2.11 ピリオドを打つ
これに乗りたくて復帰した。手強くて何度も挫けそうになった。ようやく慣れてきたらコロナ禍でろくに乗れなくなった。それでも所有欲は満たした。しかし、車重の重さ、重心の高さ、ライポジのきつさから、手に負えない感が強くなり、乗ることが楽しくなくなった。それでも手放したくはなかったが、残り少ないバイク時間にそれもどうなのかと。断腸の思いで決断。全てこれ、乗り手が追いつけなかったのが要因。H2には申し訳ないが、次のオーナーに託したい。

こちら側へ呼び戻してくれたことに感謝してお別れ。

2020.2.1 スマホホルダー再調整
格安データSIMでのナビ運用に目処が立ったので、Android端末を使うことにして、ホルダーを再調整。

スクリーン、タンクとのクリアランスも確保。バンパーのみでむき出し同然のXS Maxを晒さずに済む安心感も確保。このAndroid端末はカメラ性能がいいので、すぐに撮影に使えるのは利点。

2019.12.8 XS Maxホルダー
10月の12ヶ月点検は、インペラ点検がエンジン冷間時でないとできないので預けることになり、代車のZ125Proで家を往復したが、常用速度でステップの振動がひどく閉口。交換オイルはスタッフと相談して熱対策で冴強15W-50を選択。
その後、iPhone SEからXS Maxに替えたら、ホルダーに収まらないことが判明。どうしようもないので対応品を調達。

ホルダーは対応したが、XS Maxの大きさでは縦位置だとハンドルフルロックでスクリーンとタンクに干渉してしまう。仕方がないので横位置にするも、角度に自由度はなくベストポジションではない。ぱっと見ナビっぽいが、行く先の地図表示が狭くなるのはもったいない。

2019.7.25 初ツーリング
これに乗り始めて9ヶ月、ようやく無意味な緊張からも解放され、KTRCオフでも違和感なく乗れるようになった。これまで首都高ばかり走っていたが、やっとツーリングに行く気になった(笑)。
関東のショートツーリングのメッカといえばまず箱根だが、その気の連中で溢れるワインディングに分け入る勇気はまだない。距離的には房総の方が楽。ツーリング先としては地味な印象の房総だが、しばらく通って魅力再発見してみようかと。長距離は気力体力的にまだ無理だろうし。

アクアラインはトンネルや海上の横風が嫌だが、房総へのアプローチとしては最短。京葉道路側はやたらと長い直線があって、右手の理性を試される(笑)。好んで選んだライポジは、まだきついとは感じない。当面もみじロードをメインに走るつもり。高速部分が多いこのコース、午前中で堪能できるのも気分的に楽な距離200kmは、満タン無給油で往復できる。目が悪いので夜は走りたくないから早く帰れることが肝要。

2019.1.27 iPhoneホルダー
タンクバッグに地図、が当たり前だった世代だが、現在はナビがデフォルト、それもiPhoneアプリがその機能を果たす時代である。車体に余計なものは付けたくなかったので、タンクにマグネットで固定するケースを入手したが、そんなことを想定していないタンク形状なので、実用にならなかった。H2だとホルダーはステムホール固定が定番のようだが、これだとせっかくのリバーマークが見えなくなる。それが我慢ならないので、やむなくハンドル固定を模索、DAYTONA製ホルダーを入手してみたら、アームが短くてあちこちに干渉してしまう。あきらめてタンクバッグ収納にするつもりだったが、ダメ元でNANKAI製クランプアダプターを介してようやく取付けができた。

パイプハンドルと違い、取り付け位置が限られることに加え、フルロックでもタンクやステアリングダンパーやスクリーンに干渉しない位置決めには苦労した。この位置だとほとんどスクリーン内側になるので、多少の防風効果はあるかも。このままでは左フォーク調整部へのアクセスに難があるが、滅多に触らないし(触ったこともないし)、アダプターのパイプごと脱着するのはさほど手間ではない。

残念ながら、この位置この向きでは動画撮影はできない(笑)。

2018.11.23 情報源
購入前の情報収集には、動画をはじめネット上で事欠かないのが今の世だが、アナログ人間としては紙媒体が欲しい。かつてはNinja Fileを筆頭にその手はたくさんあったが、検索してみると全くヒットしない。然らば発表直後の雑誌にインプレぐらいあろうと探したのは、入院中の病床上だったので、電子媒体で確保。目当ては記事の一部なので、紙である必然はないし、使い慣れれば紙のように嵩張らないので重宝でもある。

その後も探し続け、見つけたら今度は紙媒体のみなので、オクやマープレで確保。内容的には似たようなもんだが、所有することに意義がある(笑)。

2018.10.22 最初のカスタム
この車体を選択するにあたって、ブレーキホースはノーマルでステンメッシュだし、方針はノーマルで乗る、これに尽きる。電子装備満載の車体に手を加えるとすれば外装関係だろうが、スリップオンマフラーなんざ自分の記憶にあるフルエキを遥かに超えるコストがかかる。それ以前に、手を加えるほど調子を落とすとしか思えない、現在のバイクの構造に躊躇する。ECUチューンなんてやっても使い切れないし。ということで、保守的な変更、というのが正確か。
一夜明け、本日も好天なれど朝の冷え込みが厳しい。多少着込んで調達済みの部材装着に取りかかる。まず、ぺらぺらのナンバープレートをホルダーに装着。当初考えていたフェンダーレス化は、実用性に不安があったので見送り、洒落でちょっとしゃくるヤンチャ仕様に(笑)。 ナンバー灯をLEDに交換。四輪用に調達して余ってたのを流用。

タンクの傷防止対策。攻めるなんて無縁な自分には経験的にカッティングシートで十分なので、現物合わせで型を決めて貼る作戦。右側は1回で決めたが、左は3回やり直す。タンク後端は迷ったが、せっかく調達したのでクリアの専用パッドを貼る。
転ばぬ先の杖、立ちゴケ対策のスライダーはフロントとリアにOVERを選択。決め手はリア右側が大型だから。装着は容易。タイヤ交換の都度外す必要があるので、ボルトやスリーブにはグリスを薄く塗っておく。

 

エンジンスライダーもOVERで揃えるつもりだったが、精度に難ありというレビューを見てしまったので、BabyFaceを選択。取付け難度の高いこちらから作業開始。オイル漏れの懸念があるのでエンジンが冷めた状態でないと不安。左側作業時はサイドスタンド下に板を敷いて立ちを強くしてオイル漏れ対策に加えて作業しやすくする。左右ともどう見てもボルトの1本は脱着がサイドカウル(正確にはミドルフェアリング)に干渉するので、急がば回れで取り外しを覚悟したが、下部のボルトだけ外せば対応可能だった。

 

これらの作業をちゃっちゃっと済ませてひとっ走りのつもりだったが、1日がかりの作業となり力尽きて見送り(笑)。

2018.10.21 納車
待望の納車日は、それまでの不順な天候とは打って変わってこれ以上はないという秋晴れ。ライディングウェアの季節感を忘れていたが、革+長袖Tで行けそうな予感。電車内では多少浮く出で立ちでショップに赴く。手荷物にしたメットとGベスト(笑)が嵩張る。下車駅でチャージ残額が998円だったのが、排気量と一致して今日の幸運を確信したりして(笑)。
小一時間の納車説明は辟易する寸前で終了。時間をかけて身支度するものの、あとで考えるとシューズを締め忘れた。店内多忙につき、見送り無しでライディング開始。前のNinjaを手放したのは2010年4月だが、その前にも乗らずに静態保管だった期間が長く、タンク内が錆びて諦めたので恐らく約15年ぶりである。

ドナドナされるNinja

まっすぐ帰宅するつもりだったが、タイヤ交換で選択したピレリDIABLO ROSSO IIIは皮むきが必要だし、気分次第では回り道してもいいかと思っていたのだけど。
エンストせずにクラッチミートはできたものの、スロットルオフで強力なエンブレがかかりビビる。ギクシャクした加減速を経て、信号で停止するたびに立ちゴケの恐怖。この時点で、もう下道オンリーを放棄して、高速道路ルートを選択。ビビリと恐怖を繰り返し感じつつ、給油にGSへ。給油場所は下調べしていたが、セルフではない。入り口で一旦停止して給油場所までの移動が、低速の取り回し感覚がわからず、無駄に吹かすよちよち走り。停止後、さっさと降りると、後ろの給油場所に移動を指示され、いきなりの押し歩き。呼吸と心拍が上がっている自分を認識(笑)。
給油後、GSを出るのも緊張しまくり、高速入り口への左折はウィンカーを出し忘れる。その前後もウィンカー消し忘れが数度(笑)。高速進入は、初ETCゲート通過の緊張を強いられる。
大した距離ではない高速道路移動。幸い空いてる時間帯であるが、スロットルワイドオープンを試してみようなどという気持ちの余裕はなく、おとなしく左車線で家路を急ぐ。

どうにかこうにか(というのが実感)帰着したものの、ガレージにリアから入庫するつもりだったが、緩いスロープを上がれそうもない。満タンにした重さに加え、ハンドルの低さがNinjaと勝手が違う。エンジンをかけて乗りながらフロントから入れることにしたが、直角に曲がって段差とスロープを越えるのは恐怖だったので、直進近くまで押して向きを変えてから、ようやく入庫。曲がって段差を越える恐怖感が前Ninjaで刷り込まれていたのだが、H2はサスが高性能で、その恐怖感は捨ててもよさそうである。
その後もしばらく緊張が持続しているのがわかり、手の指はつりまくりだった(笑)。落ち着いた夕刻には、H2を肴に眺めつつガレージで缶ビールを呑む。お神酒みたいなもんである(笑)。

2018.9.23 選択過程
これを知ってトキメキが甦ったNinja H2。何がきっかけだったか、2016年の夏にグリーンのトラスフレームでスーパーチャージャーと片持ちサス装備のフラッグシップの存在を知り興奮する。Ninja乗りで知られている小林ゆき嬢の愛車紹介動画で、その存在感に圧倒された。だが、その時はまだ自信がなかった、暑い日、寒い日、渋滞路を再び走るだろうかと。それを考えると、高価な1/1メタルキットを手に入れても仕方ないと自制できた。
2年後、大腿骨骨折で入院し身動きもままならないベッド上で、乗れるうちに乗らないと後悔すると考えが変わった。「やっぱり無理だ」という帰結を否定しきれないので(笑)、当然のように中古狙い。人情として、選択肢はなるべく走行距離の少ないタマを探す。年式はフレームが緑の2015に絞る、結果的に初代なら経過年数から安いだろうし。探すと3年経過で1,000kmに満たないタマも散見される。そうなると逆に怪しかったり(笑)。新同はありえないのは当然として、立ちゴケ傷がないことも重視。これでだいたいの相場観はつかめた。それとともに、動きが遅いことも実感、相応の価格だからか。
その価格が最大の難点でもあり、もっと安いタマの状態を調べてみる。激安ははないが、10,000kmに満たないタマが多い。これとて年式からすれば十分少ない。その中で見つけたのが、Kawasaki正規店扱いの走行7,000km弱。中古専業店よりはるかに印象がよい、特にこのモデルにあっては不安がない。

返す忍者いや刀で現物を見に行った。Ninjaの正常進化型と思われ。たまたま見つけたこれはKawasakiの広報車で、素性も状態もこれほど明らかで安心な中古も珍しい(中古専売業者が信用できないわけではないが)。極端に走行距離の少ないタマよりもむしろ信用できるし、Kawasakiの手で整備されてきたのだから状態もよさそうである。自分の回せない領域まで回してあるだろうし(笑)。コケ傷なし、通常使用傷のみなら、心おきなく使える(笑)。そしてアシストスリッパークラッチに換装済みでタイヤ新品交換付きある。もはや迷っている暇はない。

「決める、これに乗る」その言葉を口にするのにさほど時間を要しなかった。タイヤは適度にグルーブの入ったピレリ DIABLO ROSSO IIIを選択。
契約したので、確保しておいたメットとグローブをようやく開封。グラフィックデザインのメットが品薄で、見つけた時に先行確保してしまったが、復帰を見送った時の返品に備えていたのである(笑)。最低限この2点があれば納車には対応できるという目論見。復帰が確定したので、確実に入手するであろう用品の選別を始める。品質は価格に比例することを重視。
現有のウェストバッグは使い物になりそうもないのでヒップバッグを確保、ついでにホルスターバッグも。
エンジンスライダーとアクスルスライダー前後、高く感じても文字通り転ばぬ先の杖。
操作性にも直結するので靴。基本ジーンズのつもりなので、ブーツをやめライディング・シューズ。幸いにも目当てのブツをセール価格で確保。
革ジャケット、散々考えたが、本格品を見送り適価のダブルライダース。革パンツも見送り、簡易プロテクター付きジーンズ。必需品のウェストベルトも調達。
そして1ヶ月後の納車を待つ。雨or路面ウェットなら延期も覚悟。

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